※年末年始休業のお知らせ※

2009年の展示は終了致しました。たくさんのご来廊、誠に有難うございました。2010年も引き続き、お引き立てくださいますよう宜しくお願い申し上げます。


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※2010年の展覧会は1月12日 (火) よりスタート致します。
Ian Hamilton Finlay&Boyd Webb
イアン・ハミルトン・フィンレイ&ボイド・ウェブ展
【Live-I】【Live-II】2010-1-12 (Tue) → 2010-1-23 (Sat)

Circulation in TOKYO 2009「蘇生」





【Live-I】2009-12-21 (Mon) → 2009-12-26 (Sat)
■オープニングパーティー(懇親会)12月21日(月)17:00〜
 Circulation展参加作家のワインラベルボトルによるワインパーティー

ECOART NETWORK YAMANASHI
Circulation in TOKYO 2009「蘇生」

【参加作家】
小池歩/河野誠/志村佳子/志村陽子/高橋辰雄/安達一栄/中村岳
柏原恵美/北山満智子/深沢修/星野敦/増山麗奈/片山登士一

明けの明星 - Morning Star



【Live-I】2009-12-14 (Mon) → 2009-12-19 (Sat)


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夜明け前、太陽よりも先に輝いて見える『明けの明星』。
そんな時代を切り開いていける輝きを持ったアーティストとその作品をLive&Morisがチョイスして展示をしています。
是非ご鑑賞ください。

緑 狗時 個展   −Consumption Music −


【Live-I】2009-11-30 (Mon) → 2009-12-12 (Sat)

*交流パーティー 12月5日(土)17:00〜


自分は形なきものに興味があり、形なきものの力を感じます。
特異に現代は顕著で容易に「見えやすい」時代。
システムが生み出す消費、分解、破壊、再生とその喪失と再生の際のズレとゆらぎ。
それらのパズルをミニマルな手法で再構築する作品展開プロジェクトの中からいくつかを今回の展示会では見せたいと思っています。
再構築することにより、実体システムに似て非なる亜種がギャラリー内で再現できたらと考えています。
(緑 狗時)

賢弥(山本賢弥) - another world II 循環する物語 -


雲肌麻紙、アクリル、岩絵具、藤黄 601×900mm 2009



【Live-I】2009-11-23 (Mon) → 2009-11-28 (Sat)


自分の作品はタブローでは ないと感じている
作品を作る時にトリガーになるものは、物語なのかもしれない
物語といっても筋立てがあり起承転結があってというのではなく
物語以前の物語
原初的な神話の様なものかもしれない
今回の個展では会場を ある流れで満たしてみたいと考えている
(賢弥)

鹿島幸恵 個展 「NINGEN!」


「プリンスメロン」2009年 F6 パネルに油彩


【Live-II】2009-11-23 (Mon) → 2009-11-28 (Sat)

油絵の小品展です。
さまざまな人間のかたちを表現しました。
人間のなかみはかたちにあらわれるものだと思います。
(鹿島幸恵)

川田恵子 個展   -途中の人-


「空が白むころ」 ブロンズ 2009 245x210x180mm


【Live-I】2009-11-16 (Mon) → 2009-11-21 (Sat)

目に見えるままの、アウトラインを引いて切り取ったかたちではなくて、なにか、内側から立ち上がったようなふわりとした層が覆っている透明な空気のようなものごと、すくいとってかたちに込めることができたらと思うのです。
(川田恵子)

阿南 ミライ 個展 「☆Girlish!!!☆」




【Live-I】2009-11-9 (Mon) → 2009-11-14 (Sat)



キラキラしたものが好き。キレイなものが好き。あまいものが好き。たのしいことが好き。
いつだって好きなものに囲まれてたい。
いつだってカワイさを競い合ってたい。
むずかしいことは考えたくない。
それがわたしのぜんぶ。

どんなときも、終わりの予感がわたしを悩ませる。
悲しみが攻めてくる。

バリバリメイクとミニスカートでばっちり武装。
悲しいココロはキラキララインストーンでデコレーション。
隙間はたのしいおしゃべりで埋めるの。

悲しみが攻めてくるの、もっとたのしくならなくちゃ。もっとかわいくならなくちゃ。

石田文 個展   -ロマンの詳細-




【Live-I】2009-11-2 (Mon) → 2009-11-7 (Sat)


すべての洗濯物はロマンに通ず!
必要があってあらわれたかたちや、繰り返しながらすこしずつ形を変えてつながる物事に 制作をとおして関わりながら 訪れてくれた人の中でリズムが少しでも続いていったらいいなと思います。(石田文)

前田雅巳 展



【Live-I】【Live-II】2009-10-19 (Mon) → 2009-10-31 (Sat) ※期間中の日曜は休廊です。

<<生命と真摯に向き合う作家の、会場全体を使用したビデオ・インスタレーション>>
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私は身体を媒体として表現をしています。過去に病気をしたことがきっかけとなり”自己の有限な存在”を再確認しました。もちろんこれは生を授かった者にとって絶対的自然の摂理と言えますが、戦争を経験した人や病気によって重篤な症状に陥った人でなければ自分の存在を確認しながら生きることはしないように思います。そんな大多数の人々に私が問いたいのは「自分が生かされ、自分が存在していることに感謝すること。そして、これを考えることが人間の生きる意味へと繋がるのではないか。」ということです。

 ですから私の作品はこれまで時代を創ってきた人々が何度も問いただしてきた”身体”へ回帰し、もう一度、生や死を考え直そうと試みる作品を多く制作してきました。また自己の存在を確認するために自分自身がおかれている現社会に視線を向け、人間が生み出す不調和な世界や宿命的・虚無的・無抵抗な社会を題材としたものまで幅広くあります。そして、これらに共通するのが「自分の(個人個人の)存在を再確認すること。」なのです。(前田 雅巳)

長谷川友美 個展  「Forester」


【Live-II】2009-10-12 (Mon) → 2009-10-17 (Sat) ※日曜は休廊です。

目を閉じて短い夢を見る
とりとめのない空想のひとかけら
かすかな記憶の糸をたどって、夢で見た景色をキャンバスに描く

少女はただ黙ってこちらを見ている
私に語りかけてくるときもある
彼女と私の距離は変わらない

少女たちは気ままに過ごしているようだけれど、還る場所を探して
夢の中を彷徨っているようにも思える
そして、彷徨う少女は私自身なのかもしれない



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- 絵本のように可愛らしい世界の中にも、どこか物憂げな少女たちのまなざし。幻想的な風景に佇む、不安定な存在の彼女たち。しかしその瞳は強く、何かを語りかけます。-
独特の空気感で注目を集めるアーティスト、長谷川友美の新作展です。是非ご鑑賞ください。

PHOTOGRAPH・FOUR


【Live-II】2009-10-5 (Mon) → 2009-10-17 (Sat) ※日祝は休廊です。
【参加作家】
AYAKO TAKAISHI
JOJI SHIMOZONO
MEGUMI SEKIGUCHI
HIROSHI SAKAMOTO

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Live&Morisがおすすめする、写真作家4名による展覧会です。
お気軽にお立ち寄りください。

櫻井鮎美 個展  「Mid」




【Live-I】2009-10-5 (Mon) → 2009-10-10 (Sat) ※日祝は休廊です。

吉田 愛 個展



【Live-II】2009-9-28 (Mon) → 2009-10-3 (Sat) ※日祝は休廊です。



名刺を見て驚いた。そこに印刷された不思議な絵は水墨画のようでもあり、また現代美術の作品のようでもあった。装丁の絵の依頼でお会いした時のことである、注文した日本画も見事な出来上がりであった。彼女は高校から大学院と日本画を専攻し、作家を目指し、模索し続けてきた。
そして、日本画の方法から引き出した、新しい感覚の作品が生まれた。作家としての一歩を踏み出そうとしている。

(装丁家 芦澤泰偉)



墨をはじめとする日本画を基盤とした制作と、視覚から入ってきた目の前の絵も、まわりの温度・湿度・匂い・音など様々な感覚を共鳴させて、いつしか観る者を包み込むような五感を刺激する展示演出も含めた表現をしています。観てくれる人が絵の前に立った時に初めて完成するような作品です。今回のテーマは『FLOWER』。花弁の一枚一枚が集合となった時、生命の優しくも強い力を感じ、淡く消えそうな色彩はそれでも強いイメージをあたえる。是非、会場で体感してください。絵は、人を抱きしめる事ができるのか。                   
(吉田 愛)

the exhibition of Ian Hamilton Finlay and John Carter



イアン・ハミルトン・フィンレイ & ジョン・カーター展

【Live-I】2009-8-31 (Mon) → 2009-9-19 (Sat) ※日祝は休廊です。

Ian Hamilton Finlay
イアン・ハミルトン・フィンレイ (1925年 イギリス生まれ)

60年代に実験的詩作運動の「コンクリート・ポエトリー」で文字を音韻や意味論的内容に還元する試みを行う。60年代後半には三次元の詩作品「ポエム・コンストラクション」で言語が視覚にも訴える作品を制作。それは、言葉の持つ印象や内容を字体、色彩、構成で表現し様々なオブジェやカード、書籍にするというものだった。その頃エジンバラ郊外にあるストーニーバスの小農園に移り、庭園にして地所内の各所に様々なオブジェを配した。詩句が添えられた日時計や歴史上の人物の個人的記念碑、ラテン語の石碑は誌的世界を視覚的に形成する。


John Carter
ジョン・カーター (1942年 イギリス生まれ)

今回展示する作品は、見る人が現実にあるものを視覚的に理解する仮定と知覚に対して、カーターが作品の中で仕掛ける複雑な戯れであり、実証論に繋がるところの経験主義を引き出した、目に見えるもののみを確かなものとすることに対して、疑問を投げかけているものである。カーターの作品に出てくる門や窓、屏風のイメージは非常に興味深い。それらが何を物語るのかといえば、美しい目を引くカタチの裏側には、現実に見える以上のものがあるという事なのである。

手塚治虫生誕80周年記念講演会 -主催 美楽舎-

【日時】2009-9-5 (Sat) 15:00〜17:00
【入場料】1,000円(ワンドリンク付き)

【演題】「マンガとアニメと手塚治虫」
【講師】手塚プロダクション 代表取締役社長   松谷 孝征 氏

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今や世界のマンガ・アニメのルーツ手塚治虫が生誕80年を迎え江戸東京博物館で「手塚治虫展」も開催されました。美楽舎9月例会は手塚治虫の身近におられた手塚プロ松谷社長の貴重なお話とアニメ放映の会を企画しました。

是非ご興味のある会員外の方の参加を歓迎致します。
(先着20名様程度)

※講演に関するお問い合わせは下記までお願い致します。
美楽舎事務局 03-5159-0809(K's Gallery)

Jonathan Shimony  -just how precious life is-





【Live-I】2009-8-20 (Thu) → 2009-8-29 (Sat) ※日祝は休廊です。
<<オープニングパーティー>> 8/22(土) 16:00-19:00

 -私は、視覚表現での隠喩を通し、観客がその人なりの意味を持つことのできる「形」や「もの」をつくることを目指しています。作品の中で、溶けて半透明に見える動物たちは現代の人間を象徴し、それらが暴力と有害なものに汚染された環境に追い込まれている様子を描いています。宇宙の無限の力の前では、人間の存在自体がとても脆弱なものだと思えます。
それゆえに、皆さんが作品の解釈をするおおもとに、生きとし生けるものすべてに儚さと無常があり、今生きていることがいかに大切なことであるのかを心を込めて伝えたいと思っています。 (ジョナサン・シモニー Jonathan shimony)


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【作家略歴】

1964年米国マサチューセッツ州、ボストン生まれ。ハーバード大学にて美術を専攻、1987年同大学視覚・環境研究学部を首席で卒業。同年ルース奨学金を得て日本に留学、東京芸術専門学校にて斉藤義重、飯塚八朗に師事。1989年ボストンに戻り、マサチューセッツカレッジ・オブ・アートにて1991年に修士号を取得。母校ハーバード大学カーペンター・センターにて教鞭を取り、1994年フルブライト奨学生として渡仏、パリ市内にある公立デュペレ美術学校にて芸術活動をスタートする。
 以来、現在に至るまでパリに在住して活動を続けており、定期的にアジア、アメリカそしてヨーロッパにて作品展を開いている。
現在、アメリカン・ユニバーシティ(パリ)にて准教授を、パーソンズ・パリ・スクール・オブ・アートアンドデザインにて教授を務める。また、リトグラフ、銅版、木版を専門とする版画工房「アトランティス・アート社」を営んでいる。

内倉ひとみ展 -踊る光 -

Lumiere2008 200 x 670(cm) Papaer emboss cutout Photo : Kenichi Hashimoto
後援:株式会社アサヒペン

2009-7-6 (Mon) → 2009-7-11 (Sat) ※日祝は休廊です。
12:00 - 19:30(最終日は17:30まで)
オープニングパーティー 7-6(Mon) 17:30 - 19:30


内倉ひとみ作品集刊行会 2009年7月1日発行/¥1,200

Viewing Moris


2009-6-1 (Mon) → 2009-6-30 (Tue)

今月のexhibit Live&Moris galleryは、若手現代美術作家を中心に、今後が期待されるおすすめのアーティストをピックアップしていきます。exhibit Live&Moris galleryという部屋を覗いてみるような感覚で、お楽しみください。

笹川香織展




あまい月 275×220(cm)日本画

2009.5.25(月)ー5.30(土)
12:00〜19:30(最終日17:30)

女子栽培


【Live-II】2009-4-20 (Mon) → 2009-4-25 (Sat) ※日祝は休廊です。

【参加作家】
荒井佑実 安藤晶子 加藤沙季 堺友里 田中麻由
(東京工芸大学芸術学部デザイン学科VCコース)


”聖なる木に縞模様のパジャマを吊るして女は罪を思い出した。嫉妬、軽薄、高慢ーそれらを庭で懺悔する。どうか許されますように…”

「女」をテーマにした、5人の若手女性作家による展覧会。自分達の持て余した感情を栽培する場所に庭を選び、その中でそれらを愛でながらも常に罪悪感にさいなまれ窮屈でいる。悪魔が嫌う縞模様のパジャマを吊るして懺悔をすれば罪を清められると信じ、祈り続ける6日間が始まる。

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インスタレーション、立体作品、平面作品を交えた5人展です。
ギャラリーの床に芝生を敷き、枝に布を垂らして天井から吊るして”庭”を演出し5人それぞれテーマに沿った作品を発表します。
昨今では、20-30代の成人女性達が自らを「女子」と称し、大人の女性と少女の中間に漂いながら自由に自己の世界を構築してゆこうとする風潮があります。そんな彼女達のマイペースでユーモア溢れる作品群をご覧ください。

-New Painting in Bathroom- 類家俊明 個展


【Live-I】2009-4-13 (Mon) → 2009-4-25 (Sat) ※日祝は休廊です。

- Bathroomから、はかないものたちへのオマージュ - (類家俊明展覧会に寄せて)
exhibit Live&Moris gallery代表/森邦彦

この展覧会は、作家・類家俊明の日本国内における初個展にして、類家が独自に展開する「New Painting in Bathroom」という手法の発生から確立するに至るまでを追った、記念すべき展覧会である。

類家の用いる手法「New Painting in Bathroom」とは字面通り、バスルームにてペインティングを行うことであるが、特徴的なのは、浴壁や陶器の流し台へ水彩絵具等で描画するということである。すると当然、描かれたものは水に流れ、あとには残らない。実のところ、作家がバスルームに入って、出てくるまでの間にしか作品は存在せず、他者はそれを目にすることはない。「New Painting in Bathroom」とは、水とともにかたちづくられ消えていくという、描画を繰り返す行為であり、またその行為の記録である。


作家は近年、インド、シリア、イランなどに渡りこの活動を続けている。
何度も海外へ行き来し、自己のアイデンティティを問う中で生まれた手法だと作家は言う。痕跡をとどめずに消えてゆく作品群に、アイデンティティを求めるのは愚かしいと見る向きもあるだろうが、作家はその危うさ・はかなさに真正面から向き合い、己の本質を知る。

「万物ははかない。はかない恋、はかない命…芸術家の作品さえもはかない」


作家・類家俊明はそのはかなさの中に、何を記そうとしたのか。その足跡がピエゾグラフによって再現される。

畔蒜克則展 -常夏とロマンについて考える-




2009-4-6 (Mon) → 2009-4-11 (Sat) ※日曜祝日は休廊です。

日本画家・畔蒜 克則(あびる かつのり)の個展です。夏、虫をテーマに描かれた作品群。一足先に常夏気分をお楽しみください。

【作家コメント】
他の国の夏は知らないけれど、日本の夏について考えてみると気温が高く湿度も低い。そんな夏の空気には、おそらくいろんなものが含まれている。それは土の匂い、川の匂い、海の匂い、木の臭い匂い、生き物たちのにおいなどがある。
でも、きっとそれだけじゃなく自由な感じや開放感、好奇心、色んなものからにじみ出るロマン、人の気持ちも漂ってるに違いない。 (畔蒜 克則)

「ラディカル・クロップス 第1回 Floating island」展





2009-3-23 (Mon) → 2009-4-4 (Sat) ※日曜祝日は休廊です。
<オープニングパーティー(ベリーダンス・パーティー) 3/23(月)18:30より>

2008年1月にプレ展を行った「ラディカル・クロップス」の第1回展。80年代美術家の現在にスポットを当てたプレ展を発展させ、今回は80年代を中心に、70年代後半にデビューした沖啓介氏、90年代初頭にデビューした浜田涼氏の2人のゲストをメインに、80年代初頭デビューの前本彰子、大村益三を加え、より広い世代の作家による、現在の「実り」を見せる展覧会となります。

サブタイトルの「Floating Islands」は「浮島」を意味します。固定的な「島=美術」ではなく、その作品にも作家のポジショニングにも、常にたゆたう感覚を持ち続ける2+2人の作家からイメージされました。

【参加作家】
沖啓介/浜田涼/前本彰子/大村益三

Viewing Moris (exhibit Live&Moris gallery企画)


2009-3-16 (Mon) → 2009-3-21 (Sat)

今週のexhibit Live&Moris galleryは、若手現代美術作家を中心に、今後が期待されるおすすめのアーティストをピックアップしていきます。exhibit Live&Moris galleryという部屋を覗いてみるような感覚で、お楽しみください。

東洋美術学校・視覚伝達デザイン科3年       第11回宇留野ゼミ展



2009-3-2 (Mon) → 2009-3-7 (Sat)

exhibit Live&Moris galleryでのゼミ展も今年で5年となります。ゼミと空間に於ける経験を最大限活かした緊張感ある展示を目指すべく、学生1人1人がその制作に伴う責務を全うしました。
 現在、宇留野ゼミでは、都立野山北・六道山公園と繋がりを持ち、環境・地域社会とアートについて考える場を得、その形を秋の祭りの中でアートコラボレーションとして提案・発表する場を頂いております。ゼミ生はこの環境にて、自然と生活文化の基本に直接触れながら、地震の表現と向き合っても参りました。
 ゼミ展は授業の一環であり、そして学生の表現の可能性を広めるためのものであります。展覧会はゼミの総仕上げとしての場として位置付けし、「表す事への意義と社会性」を考えさせる実践の場であります。己を追求し徹底して作品の質・完成度を高めて行くには見せる場を意識させることも重要であると考えます。公の場に授業として進出することはリスクも多々あります。しかしそれ以上に教室では体験出来ない貴重な経験と作品を通してのコミュニケーションがそこにはあります。作品と共に身を置き、外の意見と向き合うことは大事な事です。又一つの展覧会を開催するまでのプロセスを学ぶ事も経験としてプラスとなります。11年間、ゼミ展を通じて内外との格闘から生まれる表現の緊張、そしてゼミを通しての表現に於ける真剣勝負を是非御高覧頂ければ幸いです。

【参加作家】
秋山泰將 浅井香澄 飯高愛 石田摩弥 邑楽好美 岡千聡
蛭田早智 高野萌恵 滝澤徹 玉木理恵 北久保智美

表層の冒険者たち - 2009 企画/NPO法人アート農園



2009-2-9 (Mon) → 2009-2-21 (Sat) ※日曜/祝日休廊

【参加作家】
山部泰司/岸本吉弘/大嶋彰/石井博康/芝章文/沼田直英/工藤礼二郎/山田宴三/内倉ひとみ/詫摩昭人/山田ちさと/新山光隆/団野雅子/倉橋利明/阿部亮平/大浦和代/大塚麻美/佐藤恵/丸山数理/新藤杏子(順不同)

2008年10月に続き、新たに若いメンバーを加え、絵画に焦点を充てた展覧会を開催致します。制作を続けるという日常と非日常のなかで、淡々と描き続けられてきた個々の営為を、絵画活動の一端を紹介するものです。

ニーチェは、目に見えない奧に、内に、裏に、あるいは彼方に何か真実が、すばらしい理想が存在するという考え方を「背後世界論」と呼んだ。西洋の哲学思想を長きにわたって支配してきたこうした「背後世界論」と手を切ろうとしたのがニーチェであり、その彼が、「表面に、皺に、皮膚に敢然として踏みとどまること」というすばらしい言葉を残している。
私が「芸術」とりわけ「絵画」について「表層の冒険」というとき、つねに念頭にあるのはニーチェのこの驚くべき認識である。「深み」へ、「内部」へ、「内面」へ安易に逃げてはならない。「表面に、皺に、皮膚に敢然として踏みとどまること」、それが「表層の冒険」である。
(中略)
「表層の冒険」———言うに易く行うは難し。「表層」そのものをかけがえのない「自我」として引き受けること。それが「画家」というものであろう。ー 谷川渥(表層の冒険者たちー2008展カタログより)

YOSHI展



2009-1-26 (Mon) → 2009-1-31 (Sat)


YOSHI/小椋芳子
「眠る直前に見るイメージ」をもとに独自のキャラクターを作り出す。
フランス、日本と作品を発表し続けている。

「日常で抑制されると感じる度に、私達の中では制御不能な感情がわきたちます。
それが見えたらどんな形をしているのか。【飛び出したい】【何かがしたい】
これは無意識な魂の願望なんだと思って描いています。」

乙女の小部屋


2009-1-13 (Tue) → 2009-1-24 (Sat) ※日曜休廊

【参加作家】
阿南 ミライ/長谷川 友美/丹羽 亜里咲/林 アサコ/室町 乙女
横井 まい子/大谷 遥子/志摩 薫子/こやま けんいち

昨年に開催し、大変に好評を博した「乙女のしらべ展」の乙女たちによる新作展です。かわいらしいという表現ではとても収まらない乙女作品の魅力。カラフルかつパワフルでありながら、じっとこちらを見つめる絵の中の乙女たちの痛々しいまなざしに、きっと釘付けになる事でしょう。
2009年、今年も彼女たちの瞼に焼き付く絵画の協奏曲をお楽しみください。

British Arts - Ian Hamilton Finlay and Boyd Webb



British Arts - Ian Hamilton Finlay and Boyd Webb
ブリティッシュ・アート - イアン・ハミルトン・フィンレイ / ボイド・ウェブ展

2009-1-13 (Tue) → 2009-1-24 (Sat) ※日曜休廊

イギリス美術において、60年代から現在にかけて重要な位置にあるイアン・ハミルトン・ フィンレイ(1925年生)と、
写真という形式を虚構として独特の機知とユーモアを漂わせるボイド・ウェブ(1945年生)の作品を展示致します。


Ian Hamilton Finlay
イアン・ハミルトン・フィンレイ (1925年 イギリス生まれ)

60年代に実験的詩作運動の「コンクリート・ポエトリー」で文字を音韻や意味論的内容に還元する試みを行う。60年代後半には三次元の詩作品「ポエム・コンストラクション」で言語が視覚にも訴える作品を制作。それは、言葉の持つ印象や内容を字体、色彩、構成で表現し様々なオブジェやカード、書籍にするというものだった。その頃エジンバラ郊外にあるストーニーバスの小農園に移り、庭園にして地所内の各所に様々なオブジェを配した。詩句が添えられた日時計や歴史上の人物の個人的記念碑、ラテン語の石碑は誌的世界を視覚的に形成する。

Boyd Webb
ボイド・ウェブ(1947年 ニュージーランド、クライストチャーチ生まれ)

ウェブは常套的なスタジオ写真の手法を作品に適用し、フィクションとしての世界を、彼の内的な感情の領域とリンクさせている。写真という形式さえも、作品を虚構としてつくるためのひとつの要素として捉え、神話に見る「造物神」や「創造神」の如く振舞うウェブは、独特の機知とユーモアを作品に漂わせている。