表層の冒険者たち - 2009 企画/NPO法人アート農園



2009-2-9 (Mon) → 2009-2-21 (Sat) ※日曜/祝日休廊

【参加作家】
山部泰司/岸本吉弘/大嶋彰/石井博康/芝章文/沼田直英/工藤礼二郎/山田宴三/内倉ひとみ/詫摩昭人/山田ちさと/新山光隆/団野雅子/倉橋利明/阿部亮平/大浦和代/大塚麻美/佐藤恵/丸山数理/新藤杏子(順不同)

2008年10月に続き、新たに若いメンバーを加え、絵画に焦点を充てた展覧会を開催致します。制作を続けるという日常と非日常のなかで、淡々と描き続けられてきた個々の営為を、絵画活動の一端を紹介するものです。

ニーチェは、目に見えない奧に、内に、裏に、あるいは彼方に何か真実が、すばらしい理想が存在するという考え方を「背後世界論」と呼んだ。西洋の哲学思想を長きにわたって支配してきたこうした「背後世界論」と手を切ろうとしたのがニーチェであり、その彼が、「表面に、皺に、皮膚に敢然として踏みとどまること」というすばらしい言葉を残している。
私が「芸術」とりわけ「絵画」について「表層の冒険」というとき、つねに念頭にあるのはニーチェのこの驚くべき認識である。「深み」へ、「内部」へ、「内面」へ安易に逃げてはならない。「表面に、皺に、皮膚に敢然として踏みとどまること」、それが「表層の冒険」である。
(中略)
「表層の冒険」———言うに易く行うは難し。「表層」そのものをかけがえのない「自我」として引き受けること。それが「画家」というものであろう。ー 谷川渥(表層の冒険者たちー2008展カタログより)