笹川香織展




あまい月 275×220(cm)日本画

2009.5.25(月)ー5.30(土)
12:00〜19:30(最終日17:30)

女子栽培


【Live-II】2009-4-20 (Mon) → 2009-4-25 (Sat) ※日祝は休廊です。

【参加作家】
荒井佑実 安藤晶子 加藤沙季 堺友里 田中麻由
(東京工芸大学芸術学部デザイン学科VCコース)


”聖なる木に縞模様のパジャマを吊るして女は罪を思い出した。嫉妬、軽薄、高慢ーそれらを庭で懺悔する。どうか許されますように…”

「女」をテーマにした、5人の若手女性作家による展覧会。自分達の持て余した感情を栽培する場所に庭を選び、その中でそれらを愛でながらも常に罪悪感にさいなまれ窮屈でいる。悪魔が嫌う縞模様のパジャマを吊るして懺悔をすれば罪を清められると信じ、祈り続ける6日間が始まる。

...............................................

インスタレーション、立体作品、平面作品を交えた5人展です。
ギャラリーの床に芝生を敷き、枝に布を垂らして天井から吊るして”庭”を演出し5人それぞれテーマに沿った作品を発表します。
昨今では、20-30代の成人女性達が自らを「女子」と称し、大人の女性と少女の中間に漂いながら自由に自己の世界を構築してゆこうとする風潮があります。そんな彼女達のマイペースでユーモア溢れる作品群をご覧ください。

-New Painting in Bathroom- 類家俊明 個展


【Live-I】2009-4-13 (Mon) → 2009-4-25 (Sat) ※日祝は休廊です。

- Bathroomから、はかないものたちへのオマージュ - (類家俊明展覧会に寄せて)
exhibit Live&Moris gallery代表/森邦彦

この展覧会は、作家・類家俊明の日本国内における初個展にして、類家が独自に展開する「New Painting in Bathroom」という手法の発生から確立するに至るまでを追った、記念すべき展覧会である。

類家の用いる手法「New Painting in Bathroom」とは字面通り、バスルームにてペインティングを行うことであるが、特徴的なのは、浴壁や陶器の流し台へ水彩絵具等で描画するということである。すると当然、描かれたものは水に流れ、あとには残らない。実のところ、作家がバスルームに入って、出てくるまでの間にしか作品は存在せず、他者はそれを目にすることはない。「New Painting in Bathroom」とは、水とともにかたちづくられ消えていくという、描画を繰り返す行為であり、またその行為の記録である。


作家は近年、インド、シリア、イランなどに渡りこの活動を続けている。
何度も海外へ行き来し、自己のアイデンティティを問う中で生まれた手法だと作家は言う。痕跡をとどめずに消えてゆく作品群に、アイデンティティを求めるのは愚かしいと見る向きもあるだろうが、作家はその危うさ・はかなさに真正面から向き合い、己の本質を知る。

「万物ははかない。はかない恋、はかない命…芸術家の作品さえもはかない」


作家・類家俊明はそのはかなさの中に、何を記そうとしたのか。その足跡がピエゾグラフによって再現される。

畔蒜克則展 -常夏とロマンについて考える-




2009-4-6 (Mon) → 2009-4-11 (Sat) ※日曜祝日は休廊です。

日本画家・畔蒜 克則(あびる かつのり)の個展です。夏、虫をテーマに描かれた作品群。一足先に常夏気分をお楽しみください。

【作家コメント】
他の国の夏は知らないけれど、日本の夏について考えてみると気温が高く湿度も低い。そんな夏の空気には、おそらくいろんなものが含まれている。それは土の匂い、川の匂い、海の匂い、木の臭い匂い、生き物たちのにおいなどがある。
でも、きっとそれだけじゃなく自由な感じや開放感、好奇心、色んなものからにじみ出るロマン、人の気持ちも漂ってるに違いない。 (畔蒜 克則)

「ラディカル・クロップス 第1回 Floating island」展





2009-3-23 (Mon) → 2009-4-4 (Sat) ※日曜祝日は休廊です。
<オープニングパーティー(ベリーダンス・パーティー) 3/23(月)18:30より>

2008年1月にプレ展を行った「ラディカル・クロップス」の第1回展。80年代美術家の現在にスポットを当てたプレ展を発展させ、今回は80年代を中心に、70年代後半にデビューした沖啓介氏、90年代初頭にデビューした浜田涼氏の2人のゲストをメインに、80年代初頭デビューの前本彰子、大村益三を加え、より広い世代の作家による、現在の「実り」を見せる展覧会となります。

サブタイトルの「Floating Islands」は「浮島」を意味します。固定的な「島=美術」ではなく、その作品にも作家のポジショニングにも、常にたゆたう感覚を持ち続ける2+2人の作家からイメージされました。

【参加作家】
沖啓介/浜田涼/前本彰子/大村益三

Viewing Moris (exhibit Live&Moris gallery企画)


2009-3-16 (Mon) → 2009-3-21 (Sat)

今週のexhibit Live&Moris galleryは、若手現代美術作家を中心に、今後が期待されるおすすめのアーティストをピックアップしていきます。exhibit Live&Moris galleryという部屋を覗いてみるような感覚で、お楽しみください。

東洋美術学校・視覚伝達デザイン科3年       第11回宇留野ゼミ展



2009-3-2 (Mon) → 2009-3-7 (Sat)

exhibit Live&Moris galleryでのゼミ展も今年で5年となります。ゼミと空間に於ける経験を最大限活かした緊張感ある展示を目指すべく、学生1人1人がその制作に伴う責務を全うしました。
 現在、宇留野ゼミでは、都立野山北・六道山公園と繋がりを持ち、環境・地域社会とアートについて考える場を得、その形を秋の祭りの中でアートコラボレーションとして提案・発表する場を頂いております。ゼミ生はこの環境にて、自然と生活文化の基本に直接触れながら、地震の表現と向き合っても参りました。
 ゼミ展は授業の一環であり、そして学生の表現の可能性を広めるためのものであります。展覧会はゼミの総仕上げとしての場として位置付けし、「表す事への意義と社会性」を考えさせる実践の場であります。己を追求し徹底して作品の質・完成度を高めて行くには見せる場を意識させることも重要であると考えます。公の場に授業として進出することはリスクも多々あります。しかしそれ以上に教室では体験出来ない貴重な経験と作品を通してのコミュニケーションがそこにはあります。作品と共に身を置き、外の意見と向き合うことは大事な事です。又一つの展覧会を開催するまでのプロセスを学ぶ事も経験としてプラスとなります。11年間、ゼミ展を通じて内外との格闘から生まれる表現の緊張、そしてゼミを通しての表現に於ける真剣勝負を是非御高覧頂ければ幸いです。

【参加作家】
秋山泰將 浅井香澄 飯高愛 石田摩弥 邑楽好美 岡千聡
蛭田早智 高野萌恵 滝澤徹 玉木理恵 北久保智美