菊元 仁史展「視者の場所II」


【Live-Ⅰ】2011-7-4(Mon) → 2011-7-9(Sat)
12:00〜19:00(最終日17:30まで)

1966 静岡県に生まれる
1990 東京学芸大学 教育学部 卒業
1996 Gallery Q-S(東京) 個展
1997 Gallery Q-S(東京) 個展
1999 Gallery Q-S(東京) 個展
2002 exhibit LlVE〔laiv]-Ⅱ 個展
2007 exhibit LIVE&Moris (Live-Ⅱ) にて個展

<視者の場所II>

かつて、私が、画面と呼んでいた表現空間は、どこへ行ったのか?
視者の欲望、視表の場所。
欲望、経験がはいりこむ場所は、何処にあるのか?
視者の視線、対象からの波紋。
対象が、私に入りこむ。そして、私が対象に入りこむ。
欲望と経験をひきつれて...
視者(わたし)の視波(ハモン)、対象からの波紋(エコー)、
わたしの体(経験)が、欲望(表現)をひきつれて入りこむ場所(画面)。
視ることの欲情、対象に触れることへの欲情。
そして.視られることへの欲求、 触れられることへの欲求。
そこでは、視者と対象との主従関係が、成り立ちえない
奥行きが、引っくりかえっていく。
奥行き(=経験)は、引っくりかえっていく。
そして、固有(その場所)は、たちきれていく。